認知症の人と家族が、住み慣れた京都で安心して暮らしつづけるために。

　福知山公立大学の講義で、1回生78名に向けて、オレンジロードつなげ隊の活動紹介を行いました。また、後半は、「私が認知症になったらどうしたい？まわりの人にどう接してほしい？」というテーマでグループワークを行いました。「世話されるだけでなく自分でも何かしたい」「近所とのコミュニケーションをとりたい」「迷惑を掛けたくないが支えてほしい」「ひとりの人として見てほしい」「仕事は続けたいけど、ライフワークバランスはどうなるのか。企業に育休はあるけど、認知症のサポートは？」「特別扱いしないでほしい」などの意見が挙がりました。
　講義後のご感想として、「認知症の方は、一方的に支援される存在であるという固定観念があることに気づいた」「認知症になっても自分らしく暮らせるという考え方に共感しました」など、「新しい認知症観」についても、若い感性で柔軟に受け止めてくださったようでした。