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令和元年度認知症リンクワーカー養成研修を開催しました
2019年09月05日
認知症の人やその家族の不安に寄り添い、必要なサポートを行える専門職(認知症リンクワーカー)を養成することにより、市町村による重層的かつきめ細やかな認知症初期支援体制の構築支援をするため、認知症リンクワーカー養成研修を開催しましたので、概要をお知らせします。
<研修概要>
●日 時 令和元年9月5日(木)9:50~16:00
令和元年9月6日(金)10:00~16:00
●場 所 京都府医師会館
●主 催 京都府
●参加者 16名
<研修内容>
<1日目>
○認知症リンクワーカー制度の概要と役割 【講演】
京都府高齢者支援課 課長補佐 中村 早苗
○10のアイメッセージの意義と認知症リンクワーカー 【講演】
公益社団法人京都府介護支援専門員会 副会長 松本 善則 氏
○認知症リンクワーカー養成研修から学んだ実践
京都認知症総合センタークリニック 看護師 三藤 志津枝 氏
○認知症の人と家族のこころの理解 【講演】
認知症介護研究・研修仙台センター センター長(東北福祉大学 教授) 加藤 伸司 氏
○認知症のステージ毎に起こりうる生活障害の理解 【講演】
京都府立医科大学大学院精神機能病態学 教授 成本 迅 氏
○認知症とともに生きる当事者から学ぶ 【講演】
認知症当事者
向日市社会福祉協議会 認知症地域支援推進員 石松 友樹 氏(支援者)
京都府立医科大学大学院精神機能病態学 教授 成本 迅 氏 (コーディネーター)
<2日目>
○当事者・家族支援のための方策の理解 【グループワーク】
事例からみる支援の分岐点
公益社団法人京都府介護支援専門員会 理事 中吉 克則 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
○認知症の人とともに歩む関係をつくる 【ロールプレイ】
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
公益社団法人京都府介護支援専門員会 理事 中吉 克則 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
○当事者・家族支援のための方策の理解 【講演】
経済的支援、就労支援、生活支援、権利擁護、地域の社会資源
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
○リンクワーカーとしての今後の活動を考える」 【グループワーク】
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
研修1日目は認知症リンクワーカーが求められた経過や、研修受講者が日々実践に活かしている様子、医学的知識や認知症の人や家族のこころの理解に関する講演に加え、認知症当事者から、支援者とともに地域でしたいことをしながら生きている様子が語られました。
参加者からは、「ご本人と地域の社会資源をつなげる時に、支援者だけでなく、ご本人も一緒に相談に行くと必ず引き受けてくださるとお聞きし参考にさせていただこうと思いました。」「制度だけでは難しいこと、たくさんあります。私はそれら(ニーズ)を実現するに当たって、様々なルートが作れるコーディネーターになるのが目標です。」という御意見がありました。
松本副会長
三藤看護師
加藤教授
成本教授
研修2日目は1日目の講義を生かし、65歳未満で認知症を発症した方の事例について、どの時点でどのような支援ができるか、資源やタイミングを考えるとともに、現実には無い資源を誰がどのように働きかけて作り上げていくのか、グループワークを行いました。
また実際にリンクワーカーとして医療機関から紹介を受けたという設定で、認知症の方役を相手に初回訪問のロールプレイを行いました。 困っていることに対してサービスを当てがおうとしてしまいがちですが、初回面接であることから、本人の思いを受け止め信頼関係を構築することが重要であり、どのように接すればよいか面接技法や心構えを学びました。
ロールプレイ
田邊氏
研修受講者からは、2日目を通して「リンクワーカーとして、だけでなく、相談援助職として改めて気付くことも多くありました。2日間の研修を今後の業務に生かしていきたいと思います。」といった御意見がありました。
研修で使用した資料の一部を以下にPDFで掲載します。
<研修概要>
●日 時 令和元年9月5日(木)9:50~16:00
令和元年9月6日(金)10:00~16:00
●場 所 京都府医師会館
●主 催 京都府
●参加者 16名
<研修内容>
<1日目>
○認知症リンクワーカー制度の概要と役割 【講演】
京都府高齢者支援課 課長補佐 中村 早苗
○10のアイメッセージの意義と認知症リンクワーカー 【講演】
公益社団法人京都府介護支援専門員会 副会長 松本 善則 氏
○認知症リンクワーカー養成研修から学んだ実践
京都認知症総合センタークリニック 看護師 三藤 志津枝 氏
○認知症の人と家族のこころの理解 【講演】
認知症介護研究・研修仙台センター センター長(東北福祉大学 教授) 加藤 伸司 氏
○認知症のステージ毎に起こりうる生活障害の理解 【講演】
京都府立医科大学大学院精神機能病態学 教授 成本 迅 氏
○認知症とともに生きる当事者から学ぶ 【講演】
認知症当事者
向日市社会福祉協議会 認知症地域支援推進員 石松 友樹 氏(支援者)
京都府立医科大学大学院精神機能病態学 教授 成本 迅 氏 (コーディネーター)
<2日目>
○当事者・家族支援のための方策の理解 【グループワーク】
事例からみる支援の分岐点
公益社団法人京都府介護支援専門員会 理事 中吉 克則 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
○認知症の人とともに歩む関係をつくる 【ロールプレイ】
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
公益社団法人京都府介護支援専門員会 理事 中吉 克則 氏
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
○当事者・家族支援のための方策の理解 【講演】
経済的支援、就労支援、生活支援、権利擁護、地域の社会資源
一般社団法人京都社会福祉士会 田邊 伸良 氏
○リンクワーカーとしての今後の活動を考える」 【グループワーク】
一般社団法人京都社会福祉士会 会長 福富 昌城 氏
研修1日目は認知症リンクワーカーが求められた経過や、研修受講者が日々実践に活かしている様子、医学的知識や認知症の人や家族のこころの理解に関する講演に加え、認知症当事者から、支援者とともに地域でしたいことをしながら生きている様子が語られました。
参加者からは、「ご本人と地域の社会資源をつなげる時に、支援者だけでなく、ご本人も一緒に相談に行くと必ず引き受けてくださるとお聞きし参考にさせていただこうと思いました。」「制度だけでは難しいこと、たくさんあります。私はそれら(ニーズ)を実現するに当たって、様々なルートが作れるコーディネーターになるのが目標です。」という御意見がありました。
松本副会長
三藤看護師
加藤教授
成本教授
研修2日目は1日目の講義を生かし、65歳未満で認知症を発症した方の事例について、どの時点でどのような支援ができるか、資源やタイミングを考えるとともに、現実には無い資源を誰がどのように働きかけて作り上げていくのか、グループワークを行いました。
また実際にリンクワーカーとして医療機関から紹介を受けたという設定で、認知症の方役を相手に初回訪問のロールプレイを行いました。 困っていることに対してサービスを当てがおうとしてしまいがちですが、初回面接であることから、本人の思いを受け止め信頼関係を構築することが重要であり、どのように接すればよいか面接技法や心構えを学びました。
ロールプレイ
田邊氏
研修受講者からは、2日目を通して「リンクワーカーとして、だけでなく、相談援助職として改めて気付くことも多くありました。2日間の研修を今後の業務に生かしていきたいと思います。」といった御意見がありました。
研修で使用した資料の一部を以下にPDFで掲載します。
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